フリーランスや個人事業主の確定申告について

2019年11月1日

フリーランスとして、独立開業はしてみたものの、個人事業主として「確定申告」をしなければならないのが不安だと思います。確定申告をする場合においても、相談する相手もいないし、何をどうすれば良いのか分からないと思います。

◆フリーランスや個人事業主が税理士に依頼する5つのメリットとは?

  • 1、本業に専念できる
  • 2、お金の管理が楽になる
  • 3、確定申告で焦る必要がない
  • 4、節税や税務相談等のアドバイスが得られる
  • 5、経理の従業員を使うより安く済む

◆確定申告時の節税について

 確定申告を青色申告で行うと、まず、青色申告特別控除(65万円又は10万円)が利用できます。10万円の特別控除は、複式簿記に基づかない青色申告をした場合に適用を受けることができる控除のこと。こちらは、顧問税理士を頼まなくても、普通の白色申告書を作成できる方であれば、ご自身で青色申告書を作成して、その控除の適用を受けることができます。よって、税理士を依頼する場合には、65万円の方の特別控除が利用できるような複式簿記に基づく青色申告書を作成して税務署に提出することになります。

 ここで、事業所得が5%の税率の区分に属する場合には、65万円の特別控除を利用することで節税できる税額は65万円×5%=32,500円、同じく10%の税率の区分に属する場合には65,000円、同じく20%の税率区分に属する場合には130,000円、23%の税率区分に属する場合には149,500円となります。

 仮に、顧問税理士の報酬を5,000円/月とした場合、1年間の顧問報酬の金額は60,000円です。この場合、税理士に依頼して青色申告を行い、65万円の特別控除の適用を受けたフリーランスの方の所得水準が10%の場合、収支はほぼ5,000円の利益、20%の場合には、70,000円の利益、23%の場合は89,500円の利益となります。
 よって、事業規模が増大して、所得区分が税率10%以上になってくると、顧問税理士を付けて申告を青色申告で行うメリットが増大してきます

しかしながら税理士に依頼すると顧問料が高いのでは?と不安に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、基本的に個人の費用は法人よりかなりお安くなります。当事務所は独立したフリーランスや個人事業主を応援したいと思い割安な料金設定を考案しております。

 その1つとしてフリーランスや個人事業主が手軽に使えるクラウド会計のご紹介をしたいと思います。クラウド会計とは、インターネットを使用できる環境があれば、いつでも、どこでも会計理を行うことができる、会計システムですので手軽に始めることが可能です。クラウド会計ソフトを導入することで、業務効率は格段に上がります。また、会計データがクラウド上で連携できるので、正確でタイムリーな情報分析ができるようになります。

サービス別比較例

クラウド会計

  • 1、クラウド会計ソフト「freee (フリー)」

 自動仕訳による帳簿作成が可能となっており、銀行口座やネットバンクやクレジットカードを連携すると、日付や金額、取引先などの利用明細を自動で取得し、データから勘定科目などを推測します。またExcelやレシート、領収書からもデータを読み取り、自動仕訳させることも可能です。

freeeは会計知識がわからなくても使いやすいように作られた会計ソフトなので、会計知識に自信がない方にはfreeeがおすすめです。

  • 2、MoneyForward(マネーフォワード)クラウド会計

各種カードや請求書発行まで一元管理でできるクラウド会計ソフトです。明細データの自動取得、仕訳の自動入力で、これまで時間がかかっていた会計業務が楽になります。

価格も、フリープランは年間50仕訳まで無料で利用できます。仕訳数が無制限でサポートも付くベーシックプランでも、月800円となっております。

マネーフォワードは複式簿記も自然に覚えたいという人や、少しでも会計をわかっている方や、青色申告を知っている方等、会計知識を利用するならマネーフォワードがおすすめです。

 freee、マネーフォワードクラウドなどの会計ソフトを使っても結局は自分で仕訳の入力や連携データが正しく入っているかを確認していく必要があります。また、きちんと仕訳日記帳や総勘定元帳をチェックし、自分で、青色申告や白色申告といった形で確定申告を行う必要があります。当事務所はfreee、マネーフォワードクラウドのデータを共有しているので、毎月定期的に確認することが可能です。

 したがって、初めてフリーランスや個人事業主になる方は、freee、マネーフォワードクラウドなどの会計ソフトを使って、税理士を利用することをおすすめします。税申告での帳簿ミスに対しては追徴課税が発生したり、申告の期日が1日でも過ぎると無申告加算税が課されるので注意が必要です。今テレビ等で話題になっているある芸人の税務申告漏れ問題などがないように経験豊富な税理士による無駄のない納税でリスクヘッジされることをおすすめします。

メリットは分かったけれど、税理士への依頼料が不安と言う人もいらっしゃるかと思います。初回相談は無料となっておりますので、お試し相談をしてみることが可能です。

初回の相談は無料です。

税理士の料金の見積りに関しては、無料で査定させていただきます。

まずはお問い合わせを!コチラからどうぞ

クラウド会計 料金比較

2019年10月27日

 

これからクラウド会計を利用しようとする場合、「マネーフォワードクラウド」にするか「会計freee」にするかで迷うことが多いと思います。機能的な違いは勿論ですが、利用料金がどうなるかも気になりますね。

 

先日とある会社で行った会計freeeとマネーフォワードクラウドの料金比較を載せておきます。

その会社は役員、従業員含め12名です。記帳業務、給与計算業務は天神橋税理士法人本町オフィスで代行していて、利用ソフトは弥生会計と弥生給与です。

  

使いたい機能は、次の4点です。

 

・請求書と会計ソフトの連動

・給与計算と会計ソフトの連動

・預金口座とクレジット口座の自動取り込み

・部門別計算

  

 

まずfreeeで検討してみましょう

 

法人向けプランとして

【ミニマム】  【ベーシック】  【プロフェッショナル】

がありますが、プロフェッショナルはハイスペックで年間利用料も50万円を超えます。中小企業で【プロフェッショナル】を利用する必要はありませんので、【ミニマム】と【ベーシック】での検討です。

 

請求書の発行は【ミニマム】でも【ベーシック】でもできますが、差は「定期発行と一括請求機能」が使えるかどうか。定期発行は毎月とか3ヶ月に一度とか、1年に一度など決まったサイクルで発行するのであればとても便利です(^_^)

使いたい機能ですが、絶対になくてはならないものでもありません。

 

請求書と会計ソフトの連動、給与計算と会計ソフトの連動についてはどちらのプランでも同じですね。これがないとクラウド会計のメリットはありません(>_<)

入力のしやすさ、反応速度はクラウド型よりインストール型の方が速いですから、それを上回るメリット、自動連携や仕訳推測機能がないと使う意味がないですね(^_^)

 

次に部門別計算です。部門については【ミニマム】では設定ができません(T-T)

この時点で【ミニマム】の選択肢はなくなりました。

 

【ベーシック】プランは、月額4,780円(税抜)の年間57,360円(税抜)、年払いを選択すれば年間47,760円(税抜)で約16%お得!です。

 

給与計算については、人事労務freeeです。こちらは【ミニマム】 【ベーシック】 【プロフェッショナル】 【エンタープライズ】とありますが、【ミニマム】か【ベーシック】で十分です。

 

各機能は こちら から確認してみてください。

 

タイムカード機能を利用しなければ【ミニマム】でOKです。料金差もありますし(^_^;

12名で会計人事freeeの【ミニマム】を利用すれば、月額1,980円+9名×300円=4,680円(税抜)です。年間では56,160円(税抜)です。「9名」というのは、3名までは基本料金に含まれていて、4名からは一人あたりの料金がかかるのでこんな計算になります。

 

ちなみに、会計人事freeeの【ベーシック】を利用すれば月額3,980円+9名×500円=8,480円(税抜)です。年間では101,760円(税抜)です。【ミニマム】の倍ぐらいになりますね。

 

会計freee【ベーシック】+人事労務freee【ミニマム】を12名の会社で利用すると 、、、、年間で47,760円+56,160円=151,680円(税抜)となります。

  

  

マネーフォワードを利用すればどうでしょう

 

マネーフォワードは「クラウド会計」「クラウド請求書」「クラウド経費」「クラウド給与」「クラウドマイナンバー」の5つがパッケージになっています。

プランは【スモールビジネス】と【ビジネス】の二つがあります。【スモールビジネス】では部門登録が2つまでですので、【ビジネス】を選択することになります。

  

【ビジネス】の基本料金は月額5,980円(税抜)で年間では71,760円(税抜)です。年払いにすると59,760円(税抜)とこちらもfreeeと同じ約16%お得です。

 

「クラウド給与」は5名までが基本料金に含まれていますので、6名からはひとり300円がかかります。「クラウド経費」と「クラウドマイナンバー」は多分利用しないので割愛ですが、こちらも6名から経費はひとりあたり500円が、マイナンバーはひとりあたり100円がかかります。

 

マネーフォワードクラウドを12名で利用すると、年間で59,760円+7名×300円×12ヶ月=84,960円(税抜)です。

 

 

結果、、、

 

この会社の場合はマネーフォワードのほうが安く導入できるということになりました。利用条件(従業員数や給与事務のアウトソース)などによって、結果は異なりますのでよくご検討ください。

   

クロスワード(1)解答編

2019年10月16日

こんにちは!

天神橋税理士法人 本町オフィスです。

  

ラグビーワールドカップ2019、日本代表がまたやってくれましたね!!!

強豪チームにも勝利し、予選リーグ全勝での決勝進出とは、素晴らしいの一言に尽きますね。

倒されても倒されても起き上がっていく、倒されながらも味方にボールをつなぐ…そんな姿に本当に感動しました。

試合後はノーサイドでお互いを讃えあう姿も本当に素敵です。

次回、10/20の準々決勝も、きっと素晴らしい試合を見せてくれるでしょうね。今から楽しみです。

 

 

さて、前回のクロスワード解答です。 

※まだ解いていらっしゃらない方のために逆さまに貼付しています

赤い太枠を並べ替えてできる言葉は

 ゼイキン(税金)

でした!(うっかり見えない色にしています。見えにくい場合、範囲選択して反転させてください)

  

お楽しみいただけたでしょうか?

今後ともよろしくお願い致します♪ 

  

クロスワード (1)

2019年10月11日

こんにちは!

天神橋税理士法人 本町オフィスです。

 

ラグビーワールドカップ日本代表の快進撃や、 吉野彰 さんのノーベル化学賞受賞など、うれしい話題が多いですね!

 

最近朝晩涼しくなってきましたね。

秋の夜長に、クロスワードパズルはいかがでしょうか?

 

 赤い太枠を並べ替えてできる言葉はなんでしょうか?

解答は次回です!

クラウド会計を用いるということ

2019年10月3日

先日、事務所内のレイアウト変更を行いました。
それに伴い書類その他の整理整頓が行なわれたのですが、そこで他事務所から引き継いだクライアントのB5サイズの帳簿を発見!
昔はB5サイズで行われていたとのこと。
手書きで丁寧に記入されている薄紙の帳面を見ていると、思わず破棄することが 勿体なくなってしまったのですが、内容が必要なものはスキャンしデータ保存にしてシュレッダー処理をしました。

会計業務は、現在への進化の過程が3段階と考えられてます。
1段階目は、振替伝票に記入・転記・集計を手書きと電卓で行い、同じく試算表や決算書を手書きと電卓で作成した時代。まさに今回発見した帳面時代ですね。
2段階目は、会計ソフトに今まで手書きをしていた伝票内容を入力し、あとはソフトが自動で転記・集計をして、自動計算で試算表・決算書を作成した時代。かなり楽になりました。
そして現在の3段階目は、クラウド会計とスキャナーによる書類のデータ保存の時代。クラウド会計は会計データを社内のサーバーに置かず、クラウド上に置く会計システムです。
ネットバンキング・クレジット等の入出金が即日会計と連動し自動仕訳する事が出来ます。


クラウド会計を用いるということは、手入力によるミスを防ぎ、経理業務、さらには給与事務や労務管理においても作業時間を大幅に削減し、タイムリーに経営数値を確認することです。それは本来やるべき、そしてやりたい業務に時間を費やすことができること、まさにgood job cloudが目指している会計です!

今の会計業務にお悩みがある方、2段階目から3段階目にすることにより解決することがあるかもしれません。ぜひ一度ご相談ください。

調整対象固定資産 その1

2019年9月26日

課税事業者を選択した場合や、新設法人、特定新規設立法人に該当する課税期間中に調整対象固定資産を取得した場合の制限規定がいくつかありますが、どの様な資産が調整対象固定資産に該当するのかというところから確認してみたいと思います。

Q.下記の資産は調整対象固定資産に該当するでしょうか?

①土地

②借家権

③調整対象固定資産に該当するものに係る改良費

 (固定資産の価値を高め、又はその耐久性を増すこととなると認められる)

④資本的支出に該当する改良費で、複数年にわたって支出した課税仕入に係る支払対価の額の総額が1,000万円であるもののうち、一の課税期間中に支出した金額が100万円(税抜)に満たないもの

⑤販売用建物の建設費用

A.「調整対象固定資産」とは、棚卸資産以外の資産で、建物及びその附属設備、構築物、機械及び装置、船舶、航空機、車両及び運搬具、工具、器具及び備品、鉱業権その他の資産で、一の取引単位の価額(消費税及び地方消費税に相当する額を除いた価額)が100万円以上のものをいいます。

①は土地の譲渡は非課税である為、取得した側も課税仕入とならず調整対象固定資産に該当しません。
②は税抜金額が100万円以上であれば、該当します。
③も②と同様です。
④は改良が2以上の課税期間にわたって行われ、課税期間ごとに要した課税仕入れに係る支払対価の額が100万円に満たないため、調整対象固定資産に該当しません。
⑤販売用の建物は棚卸資産に該当する為、調整対象固定資産に該当しません。

マネーフォワード大判振る舞い!?

2019年9月17日

 

マネーフォワードが『クラウド乗り換え 10億円!!軍資金サポートキャンペーン』を始めましたね\(◎o◎)/

  

 

キャンペーンは終了しています。(2020.1.13追記)

 

期間は2019年8月1日から12月31日で、開始から既に1ヶ月以上が経っています。この手のキャンペーンのお約束で、マネーフォワードで10億円に達したと判断した時点でキャンペーンは終了します。

 

ですから、もしマネーフォワードの導入を検討中であれば急いだ方がいいですね。特典はアマゾンギフト券5万円分です(o゜▽゜)

支給時期は2020年7月頃となっています。これはちょっと先すぎの感が・・。

 

それではキャンペーンの要件を確認してみましょう。

 

 

1.「法人」で「ビジネスプラン」で「年額払い」であること

 

マネーフォワードには個人版と法人版があります。個人と法人では決算書や申告書のフォームが異なるので、別々になっています。

 

個人向けは「クラウド確定申告」という名前で次の3つのプランがあります。料金はすべて税別です。

 

・パーソナルライト 月額1,280円 又は 年額11,760円(月額換算 980円)  

・パーソナル    月額2,480円 又は 年額23,760円(月額換算1,980円)

・パーソナルプラス 年額35,760円(月額換算2,980円)のみ

 

この料金で「クラウド確定申告」「クラウド請求書」「クラウド経費」「クラウド給与」「クラウドマイナンバー」が利用出来るのでお得ですね。

ただ、今回のキャンペーンであれば「クラウド確定申告」を申し込む個人の方は残念ながら対象にはなりません(-_-)

 

キャンペーンの対象になる法人版ですが、こちらは2つのプランがあります。 法人もこの料金で「クラウド確定申告」「クラウド請求書」「クラウド経費」「クラウド給与」「クラウドマイナンバー」が利用出来ます。 料金はすべて税別です。

 

・スモールビジネス 月額3,980円  又は 年額35,760円(月額換算2,980円)

ビジネス     月額5,980円 又は 年額59,760円(月額換算4,980円) ★

対象になるのは★をつけた「ビジネスプラン」で、しかも「年払い」だけですのでご注意を!

 

特典は5万円のアマゾンギフト券ですが、まぁほぼ1年分の利用料金をサービスするということですね(*⌒▽⌒*)

1年間の実質無料期間中に一番上位クラスを体験して、その良さを実感してくださいね、というのがマネーフォワードの考えなのでしょう。

 

1年間利用して、実際に使った機能と使わなかった機能がわかるでしょうから、その時点で改めて「スモールビジネスプラン」か「ビジネスプラン」を選択してもいいですね。

 

 

2.マネーフォワードクラウド会計を「利用」し、「契約を継続」していること

 

軍資金をプレゼントしたのにマネーフォワードクラウド会計を使わないとか、契約が継続しないとかはキャンペーンをするマネーフォワードとしては悲しいことですね(>_<)

 

それで

2020年1月1日~2020年4月30日の期間、「マネーフォワードクラウド会計」で毎月10件以上の仕訳を登録していることが条件になっています。普通に使っていれば楽にクリアできます!

 

それと

2020年4月30日時点で法人の「ビジネスプラン」で「年払い」を継続していることが条件です。例えば2019年10月1日に申込みすれば最初の年払いに対応する期間の終了は2020年9月30日です。これも楽にクリアできますね!

 

 

3.クレジットカード決済であること

 

これも難なくクリアできますね。クレジットの初回登録日がキャンペーン期間中である2019年8月1日~2019年12月31日であること

 

 

4. 申込みフォームから申し込むこと

 

これは地味に重要ですね(-_-)間違えないようここから申込みをしてください!

  

 

5.その他

 

その他に注書きとして、2点ほどコピペしておきます。

 

※本キャンペーン開始前にマネーフォワード クラウドの有料(クレジットカード決済に限らず、有料プロダクトキーを含みます。)サービス(記帳代行プラン、給与計算代行プラン、年末調整代行プラン等の代行プランを含みます。)をご利用されたことがある企業様、または本キャンペーン開始後、法人ビジネス年額プランお申込み前に有料プロダクトキーをご利用された企業様はキャンペーンの対象外です 。

 

これは新しくマネーフォワードクラウド会計を利用する方をキャンペーンの対象にするので、既に利用実績のある方は対象になりませんよ、ということですね。

 

  

※本キャンペーン期間前にマネーフォワード クラウドの有料サービスをご利用されたことがない企業様が、本キャンペーン期間中に法人ビジネス年額プラン以外のプランを申込み、その後、法人ビジネス年額プランにプラン変更した場合であっても、支給条件を全て満たした場合には本キャンペーンの対象になります。

 

これはキャンペーン期間中であれば、「法人ビジネス年額プラン以外」を申し込んで、その後法人ビジネス年額プランに切り替えた場合は対象になるということですね。「法人ビジネス年額プラン以外」ということは「スモールビジネスプラン」を申し込んだ方、「ビジネスプラン 月払い」を申し込んだ方を言っているんでしょうね。個人の方が法人成りして、「ビジネスプラン年額」を申し込んだケースも該当しそうですが、事前に確認した方がよさそうです。

 

詳しくはマネーフォワードクラウドのホームページでご確認ください。

  

予約販売と消費税

2019年9月12日

近々小学生にプレゼントする予定があり、当人に希望を聞いたところポケモン新作ソフトがいい!とのこと。
この秋、11/15に任天堂switchからポケットモンスターの新作ソフト、『ポケットモンスター ソード・シールド』が発売されるようです。
ポケモンは私が子供の頃から流行っていましたから、いまでも人気があるなんて、とても息の長いシリーズですね!

 

このゲームソフト、発売はまだ先なのですが、予約販売を受付中です。
販売価格は税抜5,980円。
10/1からは消費税率が10%になる予定です。

 

定価販売だとして、差額を計算すると

  5,980円×(10%-8%)=119円

たかが100円、されど100円。

9/30までに購入(予約)する方がお得なのでしょうか?

 

 

 

9/30までに予約販売で購入しても、実際にソフトが届く11/15の消費税率10%が適用されます。
なので、税率アップだけを気にして慌てて予約購入する必要はありません。

  

10/1以降の取引には新しい消費税率が適用されますが、通信販売には増税に伴う経過措置が定められています。
次の条件を満たす場合に適用され、2019年10月1日以降に商品が発送された場合でも、本来は消費税率が10%になるところ特別に8%となります。(強制適用)

 

○2019年3月31日以前に商品価格が提示されている、もしくは提示する準備を完了していること
◯2019年10月1日より前に申し込みをしていること
○2019年3月31日以前に提示された条件そのままで販売されること

 

インターネットでの通信販売では、3/31以前から条件が変わらないということはあまり考えられませんので、適用されるケースは少ないかもしれませんね。
そもそも販売店によって販売価格等に差がありますし、それぞれ特典も異なるので、そちらを基準にお店選びをした方がよさそうです。

  

店舗によっては、10/1以降発売の商品についてはもともと消費税率を10%として計算・請求している場合や、8%として計算・請求しておき決済時に差額を追加請求する場合など、さまざまのようです。

購入を検討されるお店の取り扱いをご確認ください。

クラウド会計ソフトのシェアについて

2019年9月9日

クラウド会計が世に出て4,5年ぐらいでしょうか。今は「会計freee」「マネーフォワードクラウド」「弥生会計オンライン」の3つのソフトに集約されつつあります。

 

「会計freee」は簿記の知識がなくとも簡単に帳簿作成が出来る、というコンセプトを押し出し、フリーランスを取り込んでいました。簿記の知識がある人には戸惑うような作りになっていましたが、その後上場企業でも利用出来るバージョンを打ち出したりと、法人でも十分利用出来るようになっています。

 

「マネーフォワードクラウド」は、既存の会計ソフトに近い作りで借方や貸方の概念があります。ですから専門家には取扱いやすく、まったく簿記の知識のない方には難しいと感じるソフトと言えます。

 

会計freeeもマネーフォワードクラウドもそのコンセプトが微妙に違っていますが、馴れてしまえばどちらも使いやすいソフトです。

  

ところで最近の3社のシェアってどうなっているんだろう、と気になってググってみるとMM総研さんがアンケート調査を実施されていました。

 

https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=346

 

2019年の個人確定申告を終えた時点の調査で、調査対象は「個人事業主」であって会社は含まれていません。回答件数は1万3千件です。記事を読む前は「会計freee」と「マネーフォワードクラウド」が拮抗し、「弥生会計オンライン」がその後を追う、こういった展開を予想していましたが・・・。

 

実際は「弥生会計オンライン」がシェア57%で、「マネーフォワードクラウド」が21.5%、「会計freee」が18.2%でした。現場の感覚では弥生会計オンラインが過半数を超えているとは思い難いですが、「会計freee」と「マネーフォワードクラウド」が良い勝負をしているのは納得でした。各社それぞれに利便性や効率性を追求し、どんどん改善してくれたらと期待しています。

 

でも本当に簿記の知識がなくともAIで申告まで出来るようになると、会計事務所はなくなってしまうのか??こんな話題がでることがありますが、会計事務所の仕事の内容が変わることは間違いありませんが、それは役割が変わると言うことであって会計事務所が不要になることはないと思っています。

 

通帳や領収書を預かって試算表を作成する仕事はなくなり、AIを利用するためのコンサルティングや財務税務アドバイザー、経営アドバイザーの役割が増えるのだと想像しています。

 

競馬と所得税

2019年9月4日

7月30日に競走馬のディープインパクトが頚椎骨折のため安楽死の処置を取られました。
無敗のクラシック三冠・G1を7勝・2005年の菊花賞ではオッズが1.0(!)になるなど、数多くの記録を打ち立てた歴史に残る名馬であり、競馬をされない方でもその名前を耳にしたことがあるかもしれません。
引退後の種牡馬としても高い評価を受けており、日本において2012〜2018年のリーディングサイアー(その仔馬の1シーズンの獲得賞金の合計額による順位が1位の種牡馬)でもありました。
G1レースがディープインパクトの仔ばかりということも少なからずあったり。。
馬の平均寿命は20〜30年とされていますが、17歳とは少し早い別れであり、競馬ファンの間では悲しい出来事となりました。

ところで競馬の馬券の払戻金は所得税が課せられます。
「一時所得」または「雑所得」のいずれかに該当し、馬券購入の期間・回数・頻度等を総合考慮して判断されます。
年間を通じてほぼ全てのレースで馬券を購入し続けて「営利を目的とする継続的行為から生じた所得」と認められた場合は「雑所得」とみなされ、外れ馬券の購入費用が必要経費に該当します。
いわゆる一般の愛好家については「一時所得」に該当し、的中した馬券の購入費用のみが必要経費とみなされ、外れ馬券の購入費用は認められない場合が多いです。
その為、年間で収支がマイナスであったとしても、配当金総額−的中馬券購入費用が50万円(特別控除額)以上であると税金を支払う必要が発生します。

   

9月29日のG1スプリンターズステークスを皮切りに、秋の競馬シーズンが始まります。高額配当を受けた場合は使いみちに色々悩みそうですが、納税にも注意してくださいね。