決算書といえば「貸借対照表」と「損益計算書」を思い浮かべますが、地味な存在ながら「株主資本等変動計算書」も決算書の一つです。この「株主資本等変動計算書」は会社の体力とでもいう「純資産」の増減をあらわすものです。
基本的に1年間の利益または損失で「純資産」は増減するのですが、それ以外にも配当や増資によっても増減します。この動きを見えるようにするのが「株主資本等変動計算書」です。
法人で会計freeeを利用している方にひとつ注意点を。「決算」→「決算書の作成」でこんな場面が出てきます。そこで株主資本等変動計算書の横にある「株主資本等変動計算書の編集」をクリックします。
そうするとこんな画面が。
まずすることが「BS残高の取得」。これをすることで当期首残高、当期末残高それに当期純利益に数字が入ります。新株の発行や配当があるときはその増減金額を『自分で!』入力しないと表の整合性がとれなくなります。そして「保存」も忘れずに!!
それで注意しないといけないのが、当期変動額を正しく入力しなくとも株主資本等変動計算書が印刷出来てしまうことです。 また決算書を一旦作成した後にちょっとした修正をいれて数字が変わったとしても、もう一度BS残高取得から手順を踏まないと修正前の株主資本等変動計算書が印刷されます。このあたりがクラウド会計の特徴のひとつですね。