こんにちは!天神橋税理士法人本町オフィスです。
会計freeeを使っていて迷うのではないかな?ということについて少し説明をしますね。今回は、取引を登録する際の「取引先」「品目」「部門」「メモタグ」「備考」についてです。
取引の登録画面がこんな感じになっていて、「取引先」「品目・部門・メモタグ」「備考」を登録するようになっています。入力しなくても登録はできます。

会計freeeのヘルプでは、それぞれこんな感じで使って下さいねーと説明があります。

まぁその通りなんですが、すべての取引に全部を登録していくのも少し面倒ですし、担当者毎に処理が違うと混乱が生じます。そこで基本ルールとして、『貸借対照表の勘定科目』は「取引先」を付けることを原則にしています。例えば売掛金や買掛金はこれで問題ありませんね。借入金は借入契約を一つの「取引先」として登録します。「○○銀行3千万円」とかです。貸借対照表には将来回収するものや支払うべきものが計上されるので、「取引先」を設定した方が分かりやすいのです。
『損益計算書の勘定科目』は「品目」を付けることを原則にしています。例えば売上で輸出と国内などは「品目」で登録します。また地代家賃でも「工場」「倉庫」「駐車場」などを「品目」として登録します。「取引先」ごとに集計したいときは、「品目」と「取引先」の両方を登録します。このようにルール化するのは試算表が見やすくなるからです。試算表はこんな画面ですが。


試算表の勘定科目の横にある黒三角を押すと、「▼取引先別」「▼品目別」「▼部門別」と展開できます。「貸借対照表の勘定科目」は「取引先別」、「損益計算書の勘定科目」は「品目別」を登録するルールにしておけば、試算表も「貸借対照表」は「取引先別」で展開し、「損益計算書」は「品目別」で展開すればいいと直感的に操作するようになります。ここを徹底していれば決算業務がより効率的になりお勧めです。
「部門」は部門別管理をする場合に利用します。「備考」はメモ書きを残します。「メモタグ」は個人的にはあまり利用しません。なんででしょうね、、、。「取引先」「品目」「備考」で事足りて、あまり使いたいと思わないからでしょうね。