カテゴリ:クラウドのこと

会計freeeの取引先、品目、部門、メモタグの使い方

2019年8月13日

こんにちは!天神橋税理士法人本町オフィスです。

会計freeeを使っていて迷うのではないかな?ということについて少し説明をしますね。今回は、取引を登録する際の「取引先」「品目」「部門」「メモタグ」「備考」についてです。

 

取引の登録画面がこんな感じになっていて、「取引先」「品目・部門・メモタグ」「備考」を登録するようになっています。入力しなくても登録はできます。

 

 

会計freeeのヘルプでは、それぞれこんな感じで使って下さいねーと説明があります。

 

 

まぁその通りなんですが、すべての取引に全部を登録していくのも少し面倒ですし、担当者毎に処理が違うと混乱が生じます。そこで基本ルールとして、『貸借対照表の勘定科目』は「取引先」を付けることを原則にしています。例えば売掛金や買掛金はこれで問題ありませんね。借入金は借入契約を一つの「取引先」として登録します。「○○銀行3千万円」とかです。貸借対照表には将来回収するものや支払うべきものが計上されるので、「取引先」を設定した方が分かりやすいのです。

 

『損益計算書の勘定科目』は「品目」を付けることを原則にしています。例えば売上で輸出と国内などは「品目」で登録します。また地代家賃でも「工場」「倉庫」「駐車場」などを「品目」として登録します。「取引先」ごとに集計したいときは、「品目」と「取引先」の両方を登録します。このようにルール化するのは試算表が見やすくなるからです。試算表はこんな画面ですが。

 

 

 

試算表の勘定科目の横にある黒三角を押すと、「▼取引先別」「▼品目別」「▼部門別」と展開できます。「貸借対照表の勘定科目」は「取引先別」、「損益計算書の勘定科目」は「品目別」を登録するルールにしておけば、試算表も「貸借対照表」は「取引先別」で展開し、「損益計算書」は「品目別」で展開すればいいと直感的に操作するようになります。ここを徹底していれば決算業務がより効率的になりお勧めです。

 

「部門」は部門別管理をする場合に利用します。「備考」はメモ書きを残します。「メモタグ」は個人的にはあまり利用しません。なんででしょうね、、、。「取引先」「品目」「備考」で事足りて、あまり使いたいと思わないからでしょうね。

クラウド会計を使って作成する株主資本変動計算書

2019年8月12日

決算書といえば「貸借対照表」と「損益計算書」を思い浮かべますが、地味な存在ながら「株主資本等変動計算書」も決算書の一つです。この「株主資本等変動計算書」は会社の体力とでもいう「純資産」の増減をあらわすものです。

 

基本的に1年間の利益または損失で「純資産」は増減するのですが、それ以外にも配当や増資によっても増減します。この動きを見えるようにするのが「株主資本等変動計算書」です。

 

法人で会計freeeを利用している方にひとつ注意点を。「決算」→「決算書の作成」でこんな場面が出てきます。そこで株主資本等変動計算書の横にある「株主資本等変動計算書の編集」をクリックします。

 

 

 

そうするとこんな画面が。

 

  

 

   

まずすることが「BS残高の取得」。これをすることで当期首残高、当期末残高それに当期純利益に数字が入ります。新株の発行や配当があるときはその増減金額を『自分で!』入力しないと表の整合性がとれなくなります。そして「保存」も忘れずに!!

 

それで注意しないといけないのが、当期変動額を正しく入力しなくとも株主資本等変動計算書が印刷出来てしまうことです。 また決算書を一旦作成した後にちょっとした修正をいれて数字が変わったとしても、もう一度BS残高取得から手順を踏まないと修正前の株主資本等変動計算書が印刷されます。このあたりがクラウド会計の特徴のひとつですね。

freee について

2019年7月17日

こんにちは。
天神橋税理士法人 本町オフィス です。

  

今日はクラウド会計ソフトfreeeについて書いてみたいと思います。

freeeにはとても便利!な機能があります。

  

1.ネットバンキング、クレジットカード払いが「同期」できる

入出金データを取り込んで、ある程度自動的に仕訳まで登録できてし
まうんです!
クラウド会計ソフトの最大のメリットと言えると思います。

最初から完ぺきという訳にはいきませんが、freeeも学習しますし
満足できない場合は自分で自動登録ルールを設定することもできます。
自動仕訳が機能してくれば、本当に楽になりますよ。

  

2.請求書の作成から売上の登録まで連動してできる

請求書作成と売上計上、入金消込までを一連の流れとして行うことが
できるんです!

 

日々の業務の中、請求書作成は大事な業務ではありますが、手間も結
構かかりますよね。
プランによっては定期的に発生する請求書を自動作成することもでき
ますよ。

 

請求書は自分で作る方が楽という方には、入金の消込だけでもかなり
便利でおすすめです。
売上取引のデータをエクセルで一括取込することもできます。自動で
取り込んだ入金データから入金予定日がマッチするものが推測される
ので、消込作業の効率があがりますよ。

  

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いかがでしたか。

freeeも日々変化しているため、ヘルプを見てもよくわからない時も
正直ありますが…


私どもも初期設定のお手伝いからさせていただきますので、ご興味の
ある方は、会計freeeの導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。

  

以上、天神橋税理士法人 本町オフィス でした。